◎歯がなくなる原因の1位は歯周病!
歯周病は、成人の80%以上がかかってしまう身近な病気です!
さらに、あまり知られていませんが、虫歯よりも歯がなくなる原因の比率が高いのです。
◎歯周病とは
歯周病とは、以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていました。歯周病は歯の表面につくプラーク:歯垢(細菌の塊り)によっておこる文字通り、「歯の周りの病気」です。
プラークの細菌が出す毒素によって、歯肉に炎症を起こし、そして歯をささえている骨を溶かすのです。歯肉が腫れる、歯肉から出血する、口臭が気になる、歯がグラグラするなどの症状があれば、歯周病にかかっているのかもしれません。
◎妊婦さんは、特に治療をおすすめします
歯周病が原因で歯列の6割以上の歯周組織が壊れてしまうと、早産になる可能性が非常に高くなると言われています。
歯周病菌が妊婦さんの口腔内で繁殖すると、血液を通して全身に回り、それが早期出生低体重児を生む原因になるわけです。
歯周病を起こす細菌の中には、女性ホルモンを栄養としている細菌もいるという事実をご存じでしたか?
歯肉溝滲出液に含まれる女性ホルモンにより、特殊な細菌が増殖します。